生前対策

親子間でお金を貸し借りすると贈与税がかかる?

2021.10.08

親子間などの親族間でお金の貸し借りをするケースについてです。
銀行からお金を借りた際に、その借入に対して税金はかかりません。
しかし、親族間でのお金の貸借りの場合は気を付けないと贈与税が
かかる可能性があります。
親子間での借入が「ある時払いの催促なし」だと実質的にお金を
もらっているのと同様の状況なので、贈与税がかかるのです。
これを防ぐためには、
①借用書(金銭消費貸借契約書)を作成し、借り入れた事実と
返済計画(利息・返済時期等)を明確にする
②返済計画が現実的なものとして作成されていること。
(年収に応じた返済額にすること)
③返済期間が親(貸した人)の年齢を踏まえていること。
返済完了年の親(貸した人)の年齢が120歳などの計画は
現実的ではなく、実質的に贈与とみられてしまう可能性があります
④返済計画にそって、実際に返済をすること
返済については、現金払いより銀行口座への振込が望ましいです。